母がこころの病気になり入院しました。
【さっちゃんについて】は日記のような記録のようなもので、あれこれ綴っていきます。
最近のあれこれ
離れて暮らしているため本当の前兆がいつからあったのかわかりません。初めに連絡が来て会いに行ったときはすでに波は引いていて、なんの連絡だったんだ?と思うくらいでした。今振り返れば、初めに連絡が来た時にはもう急性期の山をのぼっているという状態だったと思います。
徐々に変わっていく姿を見て、すごく動揺して、涙が出て、ずっと酔ったような感覚になり、胃と心臓がどくどくしてきました。病院を探すにしても母への対応で心身ともに疲弊していき、今まで簡単にできていたネットで検索し比較する作業がぱぱっとできませんでした。平常心を保ててないのは自覚していました。だから、こんな当たり前のことを一人でこなせないなんて情けなくなりました。
母の住んでいる地域の地域包括の方に聞いてみたところ、いくつか病院を教えてくれて、直ちに精神科を受診することをすすめられました。本人にどう切り出そうか悩み、万が一興奮してしまったときのためにとよさんなどにも一緒に居てもらって、意を決して話しました。そうしたらびっくりするくらいすんなり、というかむしろ前のめりで「精神科を受診して、そのまま入院したい」と言いました。入院にこういうものが必要だから用意してね、と話すと素直にそのとおりに直ぐ用意して入院したくて仕方がない気持ちにまでなってくれました。
気が変わらないうちに病院に連絡し、母に付き添い、入院希望で診察をしてもらいました。これまであったことを一通り話しました。もう病室に行きたくてしかたない母は、看護師さんについていき、さっさと荷物検査をしてもらっているようでした。
診察室で先生と私の二人になり、入院の同意書などを記入しているときに、まだ全ての検査は終わっていませんが…と言って仮の診断名をつけてくれました。
その後、病棟をみせてもらったのですが、わかっていたけど、わかっていたけど…でした。帰りがけに入院保証金を払いました。
病気になったのは母なのに、「入院したい」と自分自身に異変があるのを感じて病院に行ってくれたのに、後手後手な自分の対処に情けなくなり、帰り道は息が詰まって涙が勝手にでてきました。
なんだかなにかに引き込まれそうな、渦巻く何かに落ちていきそうな感覚になり、それが数日つづきました。
ただ今は、入院しているので母をみてくれている人がいるという安心感ですごくすごく気持ちが落ち着きました。
おかねにまつわること
入院した翌日の朝、持ってきてほしいものを言われたので買っていきました。
- 地味な色のフェイスタオル 2枚
- プラスチックコップ
- 紙袋
合計 440円
洗濯ものを入れたいので紙袋がほしい、と言われました。少し濡れても大丈夫なように紙素材だけどコーティングがかかっているものを持っていったら、取手の紐がダメだったようで、その場で病院の人に切ってもらい本体の部分だけ渡してもらうことになりました。ビニール袋も×。きちんともらった冊子をよく読みます。
『入院保証金』は退院時に特に何もなければ返金されるようなのですが、たぶん色々清算する時まずここから使うものなのかな?と思っています。急きょ入院させてもらったので、きちんとした説明は後日です。あと、病院に向かっている車の中で『入院保証金』は直接母から渡されたのでここには入れていません。
タイトルについて
こういう記事を書くときはどういうタイトルにしたら自分の中でちょうど良いのか考えてみました。
ここのところあった出来事などを振り返っていたのですが、母は兄・姉・友人に「さっちゃん」と呼ばれています。末っ子だからか、今でもそう呼ばれるのが気に入っているみたいで、私もたまに皆んなの真似をして「さっちゃん」と呼んでいました。
なので、タイトルは「さっちゃんについて」にしてみました。
これからどうなるのかわかりません。
ゆっくり向き合っていこうと思っています。